くまあおむし・・・漢字で書いたら熊青虫!
くまあおむしさん、自らの誕生を語る・・・。

マキコさんが幼少のころ、カレンダーの裏にわたくしを生み出しました。
それからは家宝として薄暗い階段下の押入れの中に祭られておりました。(ウソ)
そして今回初めて表舞台に立ったのでございます。
マキコさんの両親はわたくしを見て「この子!絵の才能がっ!」と思ったそうですが
本当のことをわたくしは知っているのです!存じ上げているのです!
それはマキコさんが台所で晩御飯が出来るのを待ちつつ絵を描いている時でした。
くまの絵を描き始めました。
今もそうですが目と鼻を先に描きはじめます。
顔ができあがり、長い体を描いてくれました。
それから手足にうつりました。
「わたくしも一人前のくまになれる!」
そう思った瞬間!
マキコさんはきっとお腹が空いていて意識が朦朧としていたのでしょう。
手足をどんどん描いていくではありませんか!
マキコさんが我に返ったときには、すでに右側に手足が5つ描かれていました。
両親がそれに気づいていないことを確かめてから体の長さ分、足をたして
左側にもご丁寧に手足を描いてくれたのです。
そして堂々と名前も書き足しました「くまあおむし」と。
そう、最初から 「これが描きたかったのよ。」と言わんばかりに!
そして家族の笑いを取り見事、壁に飾られたのでした。
余白に書かれていたひとたち
「ねこ」さん・・・手足が激しくブチ柄で気持ち悪いですな。
「だるま」さん・・・定番のバケツ帽とミカンぼたんのようです。